HOME» 東京星光会他» 東京星光会» 第7回世の光応援団のご報告

東京星光会


第7回世の光応援団のご報告

7回「世の光応援団」が平成26年5月10日(土)に開催されました

 

「世の光応援団」は、大阪星光学院を卒業した大学生や若手社会人を対象にした講演会で、星光卒業生が社会で貢献する人材(世の光)になるために必要な知識や心構えを持つ一つのきっかけになることを目的としています。今回で第7回を迎えましたが、40名以上の学生・若手社会人が集まりました。

 

今回は、ロボットコミュニケーターの吉藤健太朗さんをお招きして、以下のようなお話を伺いました。

●不登校だった小学生・中学生時代

小学校5年生から中学2年生までの3年間学校に通えず、病室や自室でずっと独りで過ごしていた。心配してくれる親に「ありがとう」という元気さえなくなり、その時は折り紙を黙々と折っていた。

当時は、折り紙を折って、「ありがとう」と言われることだけが、社会と自分をつないでいた。

 

●ものづくりの師匠・久保田先生に憧れた高校時代

たまたまテレビで地元の工業高校の久保田先生を見たときに、この人のもとで勉強したいと強く思い工業高校に入学、プログラミングやシステムアドミニストレーターに明け暮れた。

福祉機器に興味を持つようになり、段差を片輪ずつ上がる電動の車いすを開発。

その結果、2004年の高校生科学技術チャレンジ(JSEC)で文部科学大臣賞を、2005年にアメリカで開催されたインテル国際学生科学技術フェア(ISEF)に日本代表として出場し、3位を受賞した。

世界の科学者の卵と交流することで、「自分の人生をかけるべきことは何か」と考えさせられた。

 

●「孤独をなくしたい」との想いからロボット開発へ

小学校・中学校時代の体験から、「ベッドの上に居ながら、会いたい人と会い、社会に参加できる未来の実現」を理念に、人と人とをつなぐロボットを開発したいと思った。

しかし、大学では、平日は講義づけ、土日は奈良で折り紙やキャンプの指導員のバイトに追われ、やりたいことがなかなかできないまま、3年生になってしまった。研究室を選ばなければならなかったが、やりたいことができる研究室がなかった。そこで、自ら研究室を作ることにした。

研究室では、コミュニケーションOriHimeを開発している。 OriHimeには人工知能はついていないが、目(カメラ)と、耳と、口(マイク)がついており、それらを通して、親しい人と会話することができる。独り暮らしや入院など、距離や身体的問題で家族や友人たちと会えなくても、日常への参加を可能にしたい。

 今回の世の光応援団でも、社会人、学生から鋭い質問が出され、吉藤さんも真正面から応えてくださいました。

 

オリィ研究所ホームページ

http://orylab.com/

 

講演会終了後は、星光OBによる「懇親会」が開催されました。学生・社会人の幅広い世代のOBが参加し、またOB同士の交流も深まる会になりました。同窓生の会話は尽きることがなく、東京でひとり暮らしをする学生にとっても、心強い会になったようです。

2014/09/17